人生足別離

田中ちはるのブログです。

やさしいひとになろう。


M-1。全部はちゃんと見てないんですが。
放送後のネット配信?で、芸人さん二人の発言が問題になってますね。

ちょっとうろ覚えの記憶に、ネット検索した情報なんですが。
昔、勝俣州和さんが、師匠の萩本欽一さんから教えられたことで。

面白いひとになろうとするんじゃなくて、優しいひとになりなさい。
優しいひとが言う面白いことは、みんなが笑ってくれる。

『優しい人が言ったおもしろいことは、みんなを温かくする』
『冷たい人が言ったおもしろいことは、誰かを傷つけたりする』
『まず、優しい心を育てなさい。優しい人になりなさい』

ということでした。

これは、お笑いの業界だけじゃなく、一般社会でもどういう業界でも同じことだとおもいます。

絵のことでも、例えば。
ある絵が、すごい素敵な、技術もあるひとが描いた絵だったら。
素晴らしい!すごい!と、素直におもうとおもいます。

けれど、描いた本人に会って、そのひとが人間性に残念な部分があったら。
上記の言葉で言うと「冷たいひと」だったら。
絵はすごくても、きっとがっかりするとおもいます。
わたしはたぶん、そのひとの絵を自分から望んで見ることはないとおもいます。

「芸術家だから変人で許されるところもある」っていうのあるでしょ。
それはたとえ変人でも、約束を守る。嘘つかない。ズルしない。とか、ちゃんとしてるひとだから。

ズルとか、ひとを傷つけるとか、越えたらあかんラインを越えたら、大なり小なり、信用が壊れます。
そんなひとの作品は、誰も感動しなくなる。

技術も大事だけど、やっぱり人間の中身からだと、わたしはおもう。