人生足別離

田中ちはるのブログです。

勉強になりました。


ううう。首が痛い一日だった。

寝違えたわけでもないんですが。

肩凝り・首凝りから来る、ひどいものなのか。右向いても、左向いても、響く~。


カフェ・ムロさんのイベントが終わってから、片付けをしています。
いや、わたしの部屋だけではないんですよ。ちょっと、あちらこちらをね。

で、母が昔使っていたらしい、裁縫箱から出て来た大量のあまり糸を使って、食器ふきんを縫っています。


図書館で借りた一冊の本に書かれていたのですが。

本を書いた筆者さん(手芸家さん)が、手縫いで着物を縫うおばあちゃんのところへ取材に訪れたところ、おばあちゃんの裁縫箱の中にさらしの布が入っていました。
そのさらしは、短くなって使いにくくなった糸をチクチクとさしていく為の布だというのです。
そうやって少しずつ糸を刺してつないでいくと、いつかふきんができる。短い糸も捨てずに、無駄なく使い切ることができるとのことでした。
糸ももったいないので、縫い始めは玉結びをしますが、縫い終わりは玉止めをせずにそのままにすることで、糸も最後まで使えるんだという工夫。
縫い終わりの糸に、次の糸を何針か重ねて縫えば、ほどけることもありません。

その当時の筆者さんもそうだったらしいですが、モノは大切に、無駄なく使おうと思いつつも、使いにくい短い糸って、わたしも捨てちゃってました。
この本を読んで、感激した反面、無駄なことしてたなぁって、思います。

そこで、思い立ったら即・実行のわたしは、手芸屋さんに行ったときにさらしを手に入れ、手縫いで何か作ったあとの短くなった糸を、チクチクとやってます。

さらしよりも安価で手に入る、5枚入り、もしくは10枚入りの台所用ふきんはたくさん売ってますが、最後まで、無駄なくモノを使い切ってできあがる食器ふきんも悪くありません。

でも、さらしって安いんですね。
9メートルもあって、800円未満。すごい。