人生足別離

田中ちはるのブログです。

失くしたじゃなくて、無かったのか。


わりと雨が降ってくれたので、大地も潤ったかなと。



小学生や中学生が、楽しそうに遊んでいたり、集まってるのを見ると、とてもほっとします。
なかよしっていいな~と。

その子たちが、学校の全校生徒っていうわけじゃないので、もしかしたら、しんどい気持ちで過ごしてる子もいるかもしれません。

それは、わたしは知ることができないことですが、わたしの目や耳に届く範囲で、こどもの楽しそうな顔や声、とてもいいなとおもいます。


昨夜、途中から見たニュースなのですが、とてもひどいです。
中学生の女の子が、いじめで自殺をしたというニュースでした。

学校生活のことはわかりませんが、LINEでのひどい書き込みがすごかったようです。

その女の子のお通夜の日、LINE上に、こんな書き込みがあったと、ありました。

「お通夜NOW」

わたしはこれを見たとき、ぞっ・・としました。

こんなに、ひとのこころを失くせるもんなのかと、とてもかなしくなりました。
・・ある意味、こんなことできるのも人間だから、ともおもっていますが。

いくらなんでも、見ず知らずのひとの死に、こころを痛めたりはできないけれど、普段から話をしなかったり、クラスが違ったりしても、クラスメイトや同級生が死んだら、「ふーん」って気持ちではいられないとおもうんですが・・。
 
よっぽど、この女の子のことを馬鹿にして見下して、自分より「下」の存在だとおもい込んでいたのかなと・・それで、あんな軽いこと、LINEで言えるのかなと。

上記はあくまでも、勝手なわたしの考えです。


わたしだって、嫌いなひとがいて、好かないひとがいて、関わりたくないひとがいますが、これらを理由に、その相手をいじめていい理由には、まったくなりません。

いまわたしが大人だからじゃなく、「言葉でも行動でも、ひとに暴力を振るって気持ちいい」なんて、おもってこなかったです。
万が一、相手になにか嫌なことをされたとしても、「そいつとおなじレベルに下がりたくない」という理由で、仕返しもしないでしょう。
「自分がされて嫌なことは、ひとにするな」というのもあります。

人数が集まるというのも原因なんでしょう。
「赤信号 みんなで渡れば怖くない」なんて、どこで生まれたかも知らないけれど、いつまでも言われてます。
「みんなで」なんですよね。
「みんなで」やるから、坂の下まで転がり切るまで、止まらないんですよね。
きっと止まっても、坂の上なんか見ないで、またそのまま、行くでしょう。


なんかこう・・救えないようなニュースが多くて、ちょっと・・という気持ちになりました。


「ひとのこころを失くせるもんなのか」と、書きましたが、失くしたんじゃなくて、「元々持って無い」のなら、どうしようもない気がします・・。