人生足別離

田中ちはるのブログです。

心の底から。


連日、絶えませんね、いじめのニュース。
あんまりニュースの話をここではしないんですが、今日はちょっと書いてみようと思います。


こういう話を聞くと、まず自分の中学時代を思い出します。
特に何を覚えているわけではないですが、まず思い出すのは全体の雰囲気。
わりと、とげとげというか、ケンケンした感じもあったなぁと思うんです。
それは驚くようないじめがあったとか、悪いことをするグループがあったとかではありません。
12、3~15才の、思春期と二次成長期(?)が重なった、不安定な人間の集まりからくるものだと、わたしは思います。

ただ、クラスやグループにも分かれているので、わたしが感じたとげとげを、きっと知らないままの人も、とげとげのど真ん中でちくちくした生活を送った人も、空気がとがってるなぁと思いながら過ごした人もいるでしょう。

そんな不安定な人間の集まりですから(大人に成長する上でみんなにあることなんですが)、3年の間も、それはそれは自分にも同級生にも色々ありました。

わたしももれなく不安定な思春期&二次成長期だったので、色々悩みましたし、苦い経験もあります。
人の輪に入っていくのが苦手で(いまもですが)、10代は協調性も欠けていて(いまもですが)、残念ながらクチがかなり悪かったので(いまもですが)、当時のわたしはうまく同級生と付き合えた気がしていません(自分の残念さが原因でね・・)。
小学校からの友人や、気さくに話しかけてくれる子がいたので、3年間、ありがたくもひとりぼっちにならずに過ごせましたが、中学生のわたしには、人付き合いは結構大変でした。
いまならもうちょっと、落ち着いて、おだやかに、楽しくみんなと話せるんだと思います。
お酒でも飲みながらね。
いや、お酒は絶対ほしいよね・・w


そう思い出して考えるんですが、自分はいつから、ひとの痛みとか考えれる人間になっただろう?って。
覚えていません。
でも、わたしは中学生でそれができていたとは思えません。

ただ、ひとに危害を加えることは、年齢のせいにも、思春期の不安定なせいにもできません。
悪いことは悪い。
わからずやってる人も、わかっててやっている人も、同じ罪です。

いまの若い子は~とか、関係ないです。
確かに、時代は流れているので、その時々で受ける影響はみんな違います。
祖父母・両親・兄姉・自分・弟妹・子・孫・・たった数年でも差はあると思います。
でも、どの時代にもいじめはあっただろうし、そういうことをやるのはいつだって「気づいてないひと」であり、「弱いひと」なんです。

いま新聞やテレビでも、いじめに関して、色んな方がメッセージを発信しています。
それを見て・聞いて、いじめられている子は全力で逃げたり、強い意志が持てるようになってほしい。
もし誰かにちょっかい出してる子は、相手が本当に嫌がることしてないかを考えてみてほしい。
わかっててやってる子はやめろ。


死を思うほどつらい目に遭ってるひとに、簡単に言いません。
でも心の底から言います。

死なないで下さい。